Monkeyのダラダラ日記

ダラダラとやってみます

「がん消えた」が無罪

2013-05-10 | NEWS
久々にメモ

「がんが消えた」などと未承認の錠剤の効能を本でうたったとして、薬事法違反(承認前医薬品の広告)の罪に問われた出版社「現代書林」と元社長の武谷紘之被告(74)、この本の編集担当だった川原田修被告(59)に対し、横浜地裁(毛利晴光裁判長)は10日、いずれも無罪(求刑罰金50万~30万円)とする判決を言い渡した。

検察側は、厚生労働省の認可のない錠剤「キトサンコーワ」の販売元のキトサンコーワ(東京都)と出版契約を結び、「がん細胞が消えた」「ぜんそくの発作が治まった」などの体験談を掲載した本を2009~11年に販売・広告した、などとして起訴していた。

弁護側は「キトサンコーワは、薬事法上の医薬品ではなく健康食品だ」などとして無罪を主張していた。

この裁判をめぐっては、キトサンコーワ社と同社の国安春子社長(67)も起訴され、同地裁で別に公判が進んでいる。


「がんに打ち勝つ」などと錠剤の効能を記載した本を発行し、未承認の医薬品を宣伝したとして、薬事法違反(未承認医薬品の広告)罪に問われた出版社「現代書林」(東京)の元社長武谷紘之被告(74)らの判決が10日、横浜地裁であった。毛利晴光裁判長は、武谷被告と編集担当だった社員(60)、法人としての同社にいずれも無罪を言い渡した。

武谷被告らは、2009年8月~11年9月、東京都内の書店などで、錠剤の名前や効能などを記載した本を陳列、販売し、未承認の医薬品を広告したとして起訴された。

錠剤が医薬品に当たるかや、本の発行が広告に当たるかが争点だった。毛利裁判長は、錠剤自体に効能の記載がなく、単体では医薬品といえないと判断。また、本と錠剤は別々に売られていることや、本の発行が7年以上前であることから、広告を行ったとはいえないとした。

医薬品を無許可販売したとして起訴された健康食品会社社長(67)の公判は分離され、審理が続いている。

中村周司横浜地検次席検事の話

判決内容を精査し、上級庁と協議の上対応したい。


立派な「薬事法違反」だと思うんだが。今の法律で罪に問えないなら法改正が必要なんじゃ…。