「国際漫画賞」、来年からの扱いはどうなるんだろう…。
なんとなく、外務大臣が変わったのでメモ。
国際漫画賞発足に寄せて
外務大臣 麻生 太郎
ここにひとつの賞が誕生しました。これまでどこにも存在したことのなかった賞です。国際漫画賞とそのトロフィーに、いま永遠の命が吹き込まれました。これからは世界中の、若きマンガ家、熱意のほとばしるマンガ家は、この賞とトロフィーを仰ぎ見ることになるでしょう。
デンマークはコペンハーゲンの女の子たち。タマゴッチとポケモン、そしてセーラームーンと一緒に大きくなった女の子たちに。聖闘士星矢(セイント・セイヤ)がなくては、夜も日も明けなかった中国の男の子たちに。それからジデジーヌ・ジダン、フランチェスコ・トッティ、そして一度はキャプテン翼のペン画を描いたすべての男の子たちに、みなさんたちすべてに知ってほしいと思います。もしマンガのアーティストになりたいなら、目標を高く掲げなさい、と。なぜならいまみなさんには、手に入れるべきトロフィーができたからです。
最もクリエイティブなマンガ精神をもつ人たちの、そのまたベストの人だけが、手に入れることのできるものです。競争は厳格です。得られる賞はプライスレス。その人は、とこしえの名前をマンガ界に刻むことになります。
マンガは愛。マンガは友情。マンガは人の成長。マンガはすべてを表します。そこにはどんな垣根もありません。だからマンガとは、最も普遍的な結合の力です。若い(そしてまだまだ若い)心と精神をつなぐ力です。
初めて選ばれた受賞者のみなさんに、心からのお祝いを送ります。
『「国際漫画賞」の創設について』
- ポップカルチャーの文化外交への活用の一環として、海外で漫画文化の普及活動に貢献する漫画作家を顕彰するため「国際漫画賞」(International MANGA Award)を創設することとし、今般「第1回国際漫画賞実行委員会」が発足した。同実行委員会は、外務大臣を委員長とし、(独)国際交流基金理事長及び海外交流審議会・ポップカルチャー専門部会委員から構成される。 なお、本賞の実施にあたっては、(社)日本漫画家協会より選考委員の派遣などで協力を得ることとしている。
- 募集作品の中で、最優秀作品に「国際漫画賞」を、その他の優秀な3作品程度に「国際漫画賞奨励賞」を授賞し、それぞれ表彰状及びトロフィー等を贈呈する。また、(独)国際交流基金が、授賞式にあわせて、受賞者を10日間程度招聘し、日本の漫画家との懇談、出版社等への表敬訪問等を行う。
- 本賞は、麻生大臣の文化外交に関する政策スピーチ「文化外交の新発想~皆さんの力を求めています~」(平成18年4月28日)でのアイデアを具体化したものであり、本賞の実施により海外の漫画作家の日本文化に対する理解を一層高めることができると期待される。
なんとなく、外務大臣が変わったのでメモ。